ついにこの日が来てしまいました。
勤めていた会社での契約満了をもって4月30日で退職したことは
以前ブログでもお伝えしました。
そしてそこから、思いのほか色々あって更新も滞っておりました(笑
ネタはたまりに溜まってますので、カンボジアネタが尽きるまでは
カンボジアのことももう暫らく更新する予定です。
カンボジアの会社を退職した私は、悩みに悩んだ末、
次の仕事はここで探さずに一旦日本に帰る事にしました。
5月はじめには、彼氏が初めて遊びにきてくれました。
初めての海外で、それもカンボジアに一人で来るとあって
本人は色々心配していましたが、楽しんで帰ってくれたみたいでヨカッタです。
そして、いま遊びにきている母親も2回目の海外(1回目ももちろんカンボジア)。
エアアジアの1.5時間乗り継ぎを一人でやんなきゃいけない便を
選んだのは・・・もちろん私。だって安かったから。ごめん。(笑
でもそんなの関係ないぐらいの欠航と遅延に振り回されて、
1日半分の計画がポシャってしまいました。
でもその分、サプライズで用意した「あること」が、
私も予期せぬ「めっちゃええこと」になって帰ってきたりもしました。
やっぱ、悪いことがあったぶんだけええことがありますね!!
これからホーチミンに行って街ぶら&1泊してから、日本に帰ります。
恒例、食い倒れです。ビンコムセンターBのビアードパパで
シュークリーム食べ倒して、カニ料理がおいしいローカルレストランと
日本人経営のめちゃめちゃ感動するイタリアンへ。
・・・・と勝手に計画たててますが、スムーズにいくかどうかは不明です。
胃液濃度5倍でスタンバイ中。
このブログのいままでと、これからと。
カンボジアに居ないボジ子は一体、何子になるの?
とたくさんの方から質問を受けました(笑
日本に居る家族や友人に、私のここでの生活を
知ってほしいなあという気持ちからこっそり書き始め、
食べ歩き情報が好評だったので徐々にそちらへシフトチェンジ。
ブロガーからはてなに切り替えてからは、
まだカンボジアに来た事の無い方に、
アンコールワット遺跡以外にも魅力的な寺院がたくさんあることや
お洒落で美味しくて安いレストランが溢れている事を、
知ってもらいたいという気持ちで書いてきました。
食に困らない一方で、「恋しい」は「美味しい」で満たせないんだと
思い知らされたのもまた事実。
あんなもの食べたい、こんなもの食べたい、でも・・・無いよなあ。
(100円回転寿司とビアードパパが出来たら、一生ここに住めます。)
吉野屋が出来た時なんかは、FBのTLがこの真っ赤な看板で一杯に。
結局、量の割に値段が高くて3、4回しか行ってないけど、
オープンしたときは本当に嬉しかったなぁー。
海外生活も初、一人で海外に出るのも初、カンボジアも初、
企業面接で初めてカンボジアを訪れた時に移住を決めました。
何も知らなかった場所に2年住んで、
いつのまにかカンボジアのことが大好きになっていた私。
雑な写真と文章でお伝えしてきましたが、たくさんの人から
うれしい反応を頂けて、私はうれしさでいっぱいでございます。
「今度の休みはカンボジア行ってみるか!」と
このブログの訪問者に一人でも思っていただけたら嬉しいです(笑
途上国に住んでいると、貧しさや貧困といった、
光があたらない部分について知る機会がたくさんありました。
こういう形で情報を発信しながら殆ど書いてこなかったのには、
ちょっとした理由があります。
ここで活動している欧米系のNGOや友人のNPOに
ほんの少しだけ関わらせてもらって、
私が私の言葉として責任を持って伝えられるほど、
寄り添えてもいないし関われても居ないなあと感じたからです。
そんな考えもあったので、4月の中旬にポイペトに行って、
自分が実際にシャッターを切ってきた事だけに
自分自身の言葉を添えて、お話させて頂いた次第なのです。
内戦の歴史ばかりを勉強して、なんとなく分かった気でいるだけだった私ですが、
「今目の前にある貧困」とそれらがようやく紐づきました。
自分の足で歩き、話を聞き、見て、感じて、それでしか分からない事で
世の中はあふれているんだということにも気づきました。
そういう事も、ブログを通じて少しでも伝えられていたらうれしいです。
「しごと」が「人生」な方々との出会い
シェムリアップでは、色々な方法で自分の夢をかたちにしている人に
出会う機会がありました。
シェムリアップで働いている人はもちろん、
日本や海外で起業されている方のお話は、私にとってめちゃめちゃ刺激的。
「やっぱり手に職やなあ~!」と尊敬することもあれば、
「え?!そんなビジネスありですか!?!?」と 驚くこともありました。
尊敬や憧れの気持ちを抱いた方に共通していたのは、
「儲けるために何かする」のではなく
「夢を達成するためにお金が循環するシステムを作っている」ということ。
あんなことをやれば儲かる、こんなビジネスチャンスがある、
そういう風に考えて事業をやるんじゃなくて、
こんな風になったらいいな、あんなことがしたいな、
そのためにはどうやったらお金が入ってくるかな、
そう考える方々から、多くの気づきをいただきました。
やらなければ食べていけない、とりあえず働かなければならない、
と、思考を止めて消耗していくだけの毎日を過ごすのではなく、
あれがしたい、これがしたい、と、前向きにチャレンジしている人たちは
こんなにもキラキラしていて、こんなにもかっこいい。
私もそうなりたい、そうありたいなあ。
それから、質の悪いものを大量に作り、
ダメになったら捨てていくだけの消費社会の「終わり」が見えているかのように、
丁寧な「手しごと」を追求されている方にも出会うことができました。
その筆頭とも言える、シェムリアップの重鎮のひとり、IKTTの森本さんについて、
はてなに移行する前にこちらにまとめています。
伝統は「守る」のではなく「創る」のだとおっしゃっていた森本さんは、
「土」から「布」をつくりだすサイクルを生み出すために
森の中に村をつくり、そこで暮らし、人を育て、
何百年も前からこの国に伝わってきた技術を蘇らせ、
そして「ホンモノの布」を作るスペシャリストです。
想像もできないような功績をお持ちなのに、
シルクのような柔らかい雰囲気を纏った森本さん。
「価値のあるものを作る」、職人の魂を感じるとともに、
自分の生活や消費のあり方を見つめ直すきっかけを頂いた出会いでした。

カンボジアに村をつくった日本人: 世界から注目される自然環境再生プロジェクト
- 作者: 森本喜久男
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2015/02/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今年2月に本も出版されています。日本に帰ったらすぐに読みたい一冊。
今後の方針としましては・・・。
日本に居たら日本に居たで、今までと同じように美味しいお店や
自分で作ったお菓子を。
他の国に行ったら行ったで、食べ歩きや観光地案内をアップして
このブログはちょくちょくやっていくつもりでおります。
カンボジア情報を見てくださっていた方には申し訳ございませんが、
今後もお付き合い下さい。
なお、日本帰って数日は荷物の整理やらなんやかんやで
バタバタすると思うので、また更新は暫らく止まると思います。
これからは毎日ではなく不定期更新になりますが、
その分少しでも質を高められるように努力しますので
懲りずにまた遊びにきてください。よろしくおねがいします!
カンボジアに来て、よかったなー。
ブログ見れば、わざわざ言わなくてもお分かり頂けるかと思いますが、
私、カンボジアのこと、大好きです。
カンボジアに来て、この2年間本当に充実していました。
そして、ここで出会ったカンボジアの人たちは、とっても親切でした。
バイクの空気入れに行くたび壊れた所を指摘してくれるおっちゃん、
私の洗濯物洗ってくれてたおねえちゃんたち、
忘れ物ちゃんと取っといてくれる行きつけのカフェのお姉さん、
1年半お世話になった大家のおばちゃん、、、
いろんな人の笑顔がどんどん浮かんできて。
ああー、帰りたくないよおおおお。って気持ちになります。
街中が色んな国のレストランで溢れていて、食べものには困らなかったし、
在住のお友達とレストラン開拓しに行くのもまた
めちゃめちゃ楽しかったんだよなー。
どこの国に行っても歴史的建造物にはあまり興味が無くて
ついつい食べ歩きばっかりしていたけれど、
大好きなバンド「BRAHMAN」の元になった神様のレリーフがある
アンコールワット遺跡も、空を飛んでいるような気持ちになるプレアヴィヘアも、
森の中にひっそり佇むベンメリアやコーケーも、
プノンクロムの遺跡の向こう側から見る夕日も・・・
もう一度見たいなー。もう一度といわず、何度でも見たい景色だったなー。
一番のお気に入りはココさ。
乾季には地平線、雨季には水平線に陽が沈む、プノンクロム。
乾季の終わり(4月)と、雨季の終わり(11月)に、
ぜひ訪れてほしい場所です。2倍楽しめます。おすすめです。ゴリ推しです。
カンボジア、大好きです。
東向きの角部屋に差し込んでくる朝焼けも、
燃えるような夕方の空も、大好きなんだー。
昼寝から目が覚めたらじっとり寝汗をかいてるあの感じも、
夏休みの終わりみたいなノスタルジックな雰囲気の薄暮時も、
なんか毎日が夏休みみたいで、ほんとにほんとに大好きなんです。
誰が何と言おうと大好きなんですよー。
いまの心境。
日本からたくさんの友人が遊びにきてくれました。
温かい小包が、家族や彼氏、友人から届くこともありました。
おばあちゃんに元気だよってこと伝えたくて、たくさん手紙を書きました。
4000キロ離れてるからこそ「大切にしたい」と想う人の顔が
どんどん浮かんできました。
その人たちに会える、11か月ぶりの日本にわくわくする気持ちと、
ここでの2年を振り返って寂しくなる気持ち、
両方あって頭がこんがらがったまま帰国します(笑
ホーチミンで一泊し、母親と町ぶらを楽しんでから・・・
日本に降り立つのは17日の朝!
今度はディレイするなよ・・・絶対だぞ・・・絶対だからな・・・!!
今回もPizza4Psさんには必ず行きます。あとビンコムセンターのビアードパパ!!!
世界3大珍公園は・・・母親と行くところではないな(笑
今後どんな風に生きていくかは、まだ検討中です。
見えてきた「やりたいこと」をやるために今自分に何が必要なのかを
考えながら、目標達成の時期を決めてそから逆算して、計画的に、ハードに、
かつ楽しむこともやって、進めていきたいと思っています。
社会人1年生。ここではじめてよかった。
そんな風に思えるのは、ここで色んな生き方を見て、
学ばせてもらったからです。
治安、交通、病気、いろいろ不安だったけど、
アメーバ赤痢とインフルエンザ以外特に大きな病気はなく、
怪我も100%自分のせいで4針縫っただけで終わりました。
(最後まで気は抜けないけどね)
母親と行った最後のアンコールワットでは、
そこに居る(であろう)神様にお礼を言ってきました。
カンボジアで無事2年過ごさせて頂いたこと、
素晴らしい人たちに出会い、楽しい思い出がたくさん作れたこと、
そして「また来たい」と思える場所になったこと。
神様だけでなく・・・カンボジアでお世話になった全ての方にも、
大きな大きな感謝の気持ちを。
អរគុណ!!
ありがとうございました!
5月15日 カンボジアのボジ子。
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